Gift It Next

- フィリピンでの青年海外協力隊活動記録(2015-2017) -

海外で学んだ、アレルギーとの向き合い方

持病については、あまり書く気が起きなかったのだけど、

アレルギーがあっても協力隊に行きたい方もいるのではと思い、

今日は、アレルギーについて。

 

私は、5歳からアトピー性皮膚炎を患っている。

と言っても、大学生の頃には、ほとんど症状がなくて、

病院にも、長年行っていなかった。

 

症状が出始めたのが、協力隊の面接を受ける頃。

協力隊の面接は、

①人物面接

②技術面接

の他に、看護師による健康診断がある。

 

1次選考(書類)で提出した健康診断結果や、健康に関する問診に基づき、

該当者だけ呼ばれる仕組みで、

アトピー性皮膚炎”と記載した私も、もちろん呼ばれた。

当日は、別室に案内され、全身のアトピーの状態を看護師に見せる。

 

後日、合格通知とともに、

アトピー性皮膚炎の方への注意書きが同封されていた。

自己管理の徹底、薬を持参すること等が書かれていたと思う。

 

そこから半年は、アトピーに悩まされる日々。

薬が嫌いで、最初はステロイド剤をつけることに抵抗があったが、

夜も寝られないほど悪化してしまい、仕方なしに病院へ通う。

医師からは「仕事の頑張りすぎ、無理のしすぎによるもの。」と指摘があったが、

無理をしなければ、この業界はやっていけないの、と心の中で思った。笑

 

 

そんな私が、フィリピンへ来てから、

ほとんど薬をつけなくて済むようになり、肌はほとんど元通りになった。

 

こちらに来て3ヶ月になるが、この3ヶ月で学んだことは、

肌に無理をさせないこと、毎日の予防をしっかりすることだった。

 

・ボディクリーム(保湿クリーム)を、毎日、朝と晩につけること。

・症状があらわれはじめたら、1番弱いステロイド剤で治療を施すこと。

・無添加の石鹸で身体を洗うこと。

 

こんな簡単なことが、日本では出来なかった。

きちんと、アレルギーに向き合ってこなかったんだなと思った。

いろんなものに、頼ってこなかったというか。

 

強い薬から弱い薬まで、複数のタイプの薬を

多めにいただいてきたのも、安心につながっているのかもしれない。

”なるべく薬は使わない”ということを、基本にはしているけれど。

 

そして、自分の小さな努力だけでなく、

・野菜中心の食事を毎日いただいていること

・綺麗なお部屋をお借りしていること

・衛生的な水を使用できていること(たぶん)

・あまりストレスを感じさせない職場であること(今のところ)

などなど、とても良い環境で

ボランティアをさせていただいていることも大きい。

 

そうは言っても、油断はできない肌なので、

今後も気遣いながら、毎日を過ごせたらと思う。