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- フィリピンでの青年海外協力隊活動記録(2015-2017) -

赴任からの10日間(8月19日~28日)

赴任から、10日が経った。

 

私の任地は、パナイ島のIloilo市から、

VANやJeepnyを乗り継いで、約4時間ほどでたどり着く、

小さな海沿いの町役場。

 

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(Municipal Officeの近くにある学校、教会を改築したものらしい。)

 

ミッションは、大きく言うと”災害予防対策の推進”で、

町役場の災害リスク軽減管理事務所にて約1年9か月活動を行う。

 

この1週間であった、主な出来事を項目別に書いてみたい。

 

≪仕事面≫

赴任初日、カウンターパート(以降C/P)から、

以下の3点を手渡された。

・国の防災法の実施規則

・国からの予算に関する通達と町の予算書

・災害予防マニュアル

 

まずは、これら英語で書かれた各種資料を

読み解きながら、国と町の防災の方針や事業を理解するところから、

お仕事がスタート。

電子辞書を片手に訳していくも、思うようにいかない。。

うーむ・・。

 

そして、先日C/Pから唐突に、一言。

「いつから防災予防計画の作成を始める?」

 

どうやら、町が現在所有しているDRRMP(防災計画)とは別の、

より包括的な計画を、

日本での知見を活かして作成してみてほしいとのこと。

9月は防災訓練等で忙しいため、

10月から本格的に、防災予防対策についての検討を始めることに。

 

ディスカッションをしながら作成を進めてほしいというC/Pの一言に、

嬉しく思うものの、小さなプレッシャー。

C/Pの方に相談しながら、

はじめは、町の防災事業の確認や課題を探るところから始めたい。

 

とにかく足りないのは語学力。

コミュニケーションをとって、現地語も英語も上達させたい。 

 

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(通勤途中に発見。なんだか心があたたまった。)

 

 

≪生活面≫

町役場の同僚のお宅で

ホームスティをさせていただくこととなり、

ごはんもご一緒している。

 

初日は、蚊帳の使い方がわからず包まって寝ていたら、

翌日にホストマザーと同僚の妹さんが、

蚊帳をセットしてくれた。

昨日は、かわいいパジャマもいただいて、

親切にしていただいて、本当に有難い。

 

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(蚊帳が完成。お姫様になったような気持ち。笑)

 

任地はじめての週末は、

州都であるSan Jose近くの小さな町に行き、

アメリカや韓国から来ているボランティアさんと交流。

遠くから、同じような想いを持って

この田舎町で現地人と交って生活をしている仲間の存在は、

とても大きい。

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(アンティケ州の多くのボランティアが集合。)

 

この10日間は、初体験もたくさん。

教会でのお祈りに参加させていただいたり、

とにかく甘いデザートをたくさん食べたり、

ご近所さんの誕生日会に参加させていただき

豚の丸焼き(レチョン)をごちそうになったり、

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(豚さん、いただきます。)

 

特に、カカオの実が白くてふわふわしているなんて、衝撃。

 

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(カカオの実。中身は白くてフルーツみたい。)

 

新しい発見が多く、やりがいも感じられた、

とても充実した10日間。

来週も楽しみ。