赴任からの10日間(8月19日~28日)
赴任から、10日が経った。
私の任地は、パナイ島のIloilo市から、
VANやJeepnyを乗り継いで、約4時間ほどでたどり着く、
小さな海沿いの町役場。
(Municipal Officeの近くにある学校、教会を改築したものらしい。)
ミッションは、大きく言うと”災害予防対策の推進”で、
町役場の災害リスク軽減管理事務所にて約1年9か月活動を行う。
この1週間であった、主な出来事を項目別に書いてみたい。
≪仕事面≫
赴任初日、カウンターパート(以降C/P)から、
以下の3点を手渡された。
・国の防災法の実施規則
・国からの予算に関する通達と町の予算書
・災害予防マニュアル
まずは、これら英語で書かれた各種資料を
読み解きながら、国と町の防災の方針や事業を理解するところから、
お仕事がスタート。
電子辞書を片手に訳していくも、思うようにいかない。。
うーむ・・。
そして、先日C/Pから唐突に、一言。
「いつから防災予防計画の作成を始める?」
どうやら、町が現在所有しているDRRMP(防災計画)とは別の、
より包括的な計画を、
日本での知見を活かして作成してみてほしいとのこと。
9月は防災訓練等で忙しいため、
10月から本格的に、防災予防対策についての検討を始めることに。
ディスカッションをしながら作成を進めてほしいというC/Pの一言に、
嬉しく思うものの、小さなプレッシャー。
C/Pの方に相談しながら、
はじめは、町の防災事業の確認や課題を探るところから始めたい。
とにかく足りないのは語学力。
コミュニケーションをとって、現地語も英語も上達させたい。
(通勤途中に発見。なんだか心があたたまった。)
≪生活面≫
町役場の同僚のお宅で
ホームスティをさせていただくこととなり、
ごはんもご一緒している。
初日は、蚊帳の使い方がわからず包まって寝ていたら、
翌日にホストマザーと同僚の妹さんが、
蚊帳をセットしてくれた。
昨日は、かわいいパジャマもいただいて、
親切にしていただいて、本当に有難い。
(蚊帳が完成。お姫様になったような気持ち。笑)
任地はじめての週末は、
州都であるSan Jose近くの小さな町に行き、
アメリカや韓国から来ているボランティアさんと交流。
遠くから、同じような想いを持って
この田舎町で現地人と交って生活をしている仲間の存在は、
とても大きい。
(アンティケ州の多くのボランティアが集合。)
この10日間は、初体験もたくさん。
教会でのお祈りに参加させていただいたり、
とにかく甘いデザートをたくさん食べたり、
ご近所さんの誕生日会に参加させていただき
豚の丸焼き(レチョン)をごちそうになったり、
(豚さん、いただきます。)
特に、カカオの実が白くてふわふわしているなんて、衝撃。
(カカオの実。中身は白くてフルーツみたい。)
新しい発見が多く、やりがいも感じられた、
とても充実した10日間。
来週も楽しみ。