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- フィリピンでの青年海外協力隊活動記録(2015-2017) -

大掃除大会でわかったフィリピンのゴミ処理事情@Coastal area

明日(9月第3土曜日)は、

「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup)の日!

※”広範な市民が,世界共通のデー タカードを使用して水辺・水中に漂着散乱するごみを回収しながら,その品目別個数を求め,さらには その結果から改善策を考え提言していこうという国際的な調査・清掃活動”

 

ということで、私も本日、

町の環境事務所”MENRO(Municipal Environemt and Natural Resouces Office)”が企画した

「Coastal Clean Up Activity」に、役所職員の一人として参加してきました!:)

 

朝7時半に海岸集合ということで行ってみると、

既にたくーさんの職員さんがゴミ拾いを始めていました!

私たち災害リスク軽減管理事務所のメンバーも、

サンダル&素手で、ビニール袋を持って、アクティビティに参加♬♪

沿岸部を歩きながら、ゴミ拾いを進めます。

(半ズボンにビーサンという服装に問題アリなことは後で気づく...><)

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が、想像していた以上にゴミが多い。。

たくさんの職員さんが既にゴミを拾って歩いた場所なはずなのに、

それでも、まだまだたくさんだ。

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しかも、ゴミがまーるくまとめられていて、

いくつかの場所では、燃やした跡もある。

穴を掘られて、埋められた様子のゴミも。

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そして気づいた。

沿岸部に住む漁師さんのご家庭の一部では、

ゴミを沿岸部で燃やす習慣があるのではないか、と。

(もちろん、漂流してきたゴミもあるとは思いますが、、。)

 

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フィリピンの田舎町では、庭先でゴミを燃やすことが多く、

私の町でも、ゴミ収集車が家庭ゴミを収集している様子は

一度も見たことがない。

(何年か前の日本の田舎をイメージしたら良いのかもしれません。)

 

今日こうして、役場の多くの職員さんが沿岸部を掃除しても、

収集したゴミの量をカウントしても、

きっと数日後には、元の汚い状態に戻ってしまう。

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必要なのは、

沿岸部を綺麗に保つことが何故必要なのかを理解いただくための教育。

そして、砂浜でゴミを燃やさなくてもいいゴミ処理システムの構築だと思いました。

例えば、この年に1度のアクティビティに、

この区域の居住者さんに参加してもらうだけでも、違うのではないでしょうか。

 

ゴミ問題は、環境汚染・気候変動に関わる大きな問題です。

災害予防のためにも、行動を変えていく仕組みが必要です。

今後もう少し町のゴミ事情や環境事情について注視していきたいと思いました。

 

※色んなアクティビティに参加させていただくことで、

日本との違いを感じたり、気づくことが多いのも、草の根活動が基本のJOCVならではです◎:)