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- フィリピンでの青年海外協力隊活動記録(2015-2017) -

防災会議(8月4日・8月26日)

こちらに赴任してから、今月19日で1年が経過した。

 

去年の8月~昨年11月までは、

防災計画の骨子作成や町の情報収集をして、

町の基本的な情報(地形、面積、人口など)やハザード情報を

防災計画第1章にまとめ、

12月~3月までフィールド調査として現場に出て、バランガイ職員さんのお話を伺い、

3月に、町役場の各部署職員やコミュニティを対象に

防災計画プランニングワークショップを実施し、

先月やっと防災計画案を、同僚やボスとともに完成させ、

そして、今月ついに、防災委員さんへの提案を行った!

 

●防災会議1回目(8月4日)

この日は、13時~17時まで会議を実施。

防災計画を第1章から順に説明するも、防災体制の構築の議論や

防災計画に記載している情報の更新が必要等の指摘があり、

計画自体の議論まで進まず。

 

●防災会議2回目(8月26日)

朝9時半~13時半まで、

今度はPPTを使って、1つ1つのプロジェクトについて説明。

計画内容について指摘されたところが結構あったが、

防災委員さんの承認を得ることが出来た。

 

1年間やってきた防災計画が、ついに完成し、委員メンバーの承認をもらえたことも、

計画の全体像を説明しているときに、内容が充実していると感じたことも、

開発計画部の部長さんに、ゆーき、よくやった!と褒めていただいたことも

とても嬉しかった。

 

が、会議はもちろん現地語で進行するから、

私が意図して書いた事業について、防災委員さんから修正指示が入っても

その修正支持の背景について十分に理解することも反論することも、

まして助言することもできず、

私にとっては、嬉しさよりも悔しさのほうが大きい会議だった。

 

私のみから、一方通行でうまれる活動や会議であれば、

英語を遣ったり、片言の現地語で発信すればいいけれど、

この会議は、参加されている方々が主体となって、

彼らが今後実施していく防災事業について話し合う場。

私のためにわざわざ英語を使って話し合ってもらうことも、

会議を中断してもらって、簡単な現地語で解説してもらうなんてこともできず、

ただただ防災委員さんの言葉を注意深く聞き、

分かる範囲でメモをとるのが精一杯だった。

 

コミュニティに入って、現地の方が主体の活動をするときには、

やっぱり現地の言葉を習得しておくことは、とても大切。

それとともに、勇気を出して自分の考えを述べることも大切であると

改めて感じた。

 

明日から3連休。

火曜日からは会議内容の振り返りをボスとともに実施し、

今度は議員さんによる承認をもらえるべく、

ゆっくりながら、前に進む。